ドイツよりワインが入荷しました

ワインは10月22日に無事到着しました。一週間静かに休ませて新しい銘柄から、順次試飲をする日々です。
全ての種類の試飲はまだまだですが、お待ちいただいている皆様にニューフェイスの画像をお知らせいたします。
先ずは見た目が同じラベルで、中は全く異なるワインを紹介します。

このラベルはザール・モーゼル・ヴィンツァーゼクト社(SMW社)の建物が使用されています。右側はリースリングのビオワインです、やや辛口で飲みやすいタイプです。左側は二千年前からある品種エルブリングです。ライトでとてもフレッシュです。気軽に楽しんでください。エルブリングの単一品種は日本国内での扱い量は少ないと思います。

同じリースリングの辛口ですが、右側はモーゼル地域中流域で育ったセレクションです。ベルリン金賞受賞です。左側はザール川沿いで育ったアウスレーゼの辛口です。最高の農業会議賞を受賞しています。シールは右肩に貼って有ります。同じリースリング辛口ですが、この二本を飲み比べると畑による味の違いを実感します。私はお客様のご要望に応じたストーリーの組み立てを、ワクワクしながら考えています。

この二本は同じ蔵のアルテ・レーベン(古木)です。左側のリースリングは数年前から扱っていました。皆さまの評判がとても良くて、繰り返し発注をしてました。今回もお願いをしたところ、後継者問題で畑は他の作り手さんに売却されたそうです。しかし蔵には良いワインが保存してあると言われ、右側のヴァイサーブルグンダーを紹介されました。発注前の試飲でも華やかな香りとミネラル豊かな味にすっかり虜になりました。日本料理とも相性がいいです。当店のアイスワインも同じ蔵だけに、作り手が変わられたのはとても残念ですが、しばらくの間皆さんにお楽しみいただきたい一本です。

少し太めのこの二本は1リットルサイズです。赤と白の普段用お得なサイズが人気です。赤と白が揃いました。

この二本は生産地も品種も異なりますが初めて取り扱う銘柄です。コロナが終息してドイツに行けるようになったら一番に行きたい生産地です。左側はザール川上流のオクヘン村のワインです。小さな村ですがとても良い生産地です。画像ではカットしてしまいましたが農業会議賞を受賞しています。右側はリースリングのやや甘口です。生産地域はナーエです。ナーエはモーゼル川とライン川の間に位置しています。パラダイスガルテンという何だかワクワクする畑の名前です。皆さまのお口の中もパラダイスになると良いですね。

最後は甘口ワイン二本です。左側は当店でファンの多いセバステァーニ醸造所のゲヴュルツトラミネールのアウスレーゼ甘口です。香りが豊かで酸味が少なくふくよかな香りです。ドイツ語でゲビュルツとはスパイスと訳されるように、エスニック料理や濃厚なチーズと良い相性です。右側はザール川沿いのアウスレーゼ甘口です。500mlサイズです。少しだけ甘いワインを楽しみたい方にお勧めです。

絶賛試飲中のタイミングで、何時もの行くお店で干し柿を見つけました。干し柿とクリームチーズと生ハム良い感じでした。グリーンは枝豆です。クリームチーズはもっとたっぷりが良いですね。
秋の夜長・・新しいワインで静かな家飲みをお勧めいたします。

最後におまけのお知らせです。
バイオリンボトルが好評を得ていましたが、ボトルが生産終了となりました。今回500mlサイズのトランペットとサクスフォーンのボトルが入荷しました。どちらも入荷量が少ないです。お待ちいただいている方お早めにどうぞお越しください。

 

10月旅する気持ち

10月に入っても気温が30℃を超える日が多く体力的にとっても過酷でした。今日は17日ですが、たった一日で急に秋が深まり半袖から上着が欲しくなる気温です。

当店のワインが入荷する時期になりました。7月は沢山のワインを試飲をしました。試飲したワインはほぼ入荷いたします。楽しみにしていてください(^_-)-☆

ドイツの蔵を出て日本に向けて旅をし、当初より少し遅れてはいますが私たちの元に届く日も近くなりました。
ここを出発して長い旅をしてもうすぐ到着と思うと、現地に行けない日が続くだけに待つ気持ちは大きくなります。この画像は蔵のオーナーのシュミットさん自らフォークリフトを運転して搬出作業をしているところです。

旅をするといえば・・・10日ほど前より、お店の玄関わきに咲くフジバカマにアサギマダラが毎日飛んできます。多い日で5・6頭いて楽しませてくれます。アサギマダラは旅する蝶として有名ですね。このフジバカマは2001年阿知須のきらら浜で開催された「きらら博」が終了した折に、会場でお花のボランティアをされていた方がこの場所に一株植えて下さいました。通りの邪魔にならない様に小さく育てていたのですが、今年は8月の長雨や厳しい暑さのせいで例年ほどお庭の手入れができませんでした。
気が付くと大きく育っていました。お陰で沢山のアサギマダラに出会う事ができた上に、更にとても嬉しい事が起きました。

何と!個体にマーキングされたアサギマダラが玄関付近にやってきました。
本当に驚きそして嬉しくて、FacebookやInstagramにアップしたところ、この蝶は群馬県片品村でマーキングされたものだと教えて下さる方がありました。片品村は尾瀬に近く自然豊かな地だと知る事もできました。羽の傷も無くしっかりしていました。そっと放したところ、元気に風に乗り空高く飛んでいきました。ここまでどのような飛行ルートだったのかこれからどこへ行くのか、旅する蝶への興味は尽きません。

秋の夜長もうすぐ到着するワインの試飲グラスを片手に、思いを膨らませる楽しみが増えました。