2025ドイツ・オーストリアの旅⑥フランクフルト市内

今回はフランクフルト編です。フランクフルト中央駅はドイツ最大級の駅で各地へ路線が伸びています。乗り換えなどで通過する事が多い街でもあります。マイン川と銀行などの近代的な本社ビルが立ち並びますが、レーマー広場は市庁舎と木組みの家が並び博物館や大聖堂があり、観光やショッピングと楽しめるエリアです。ガイドブックによってはSバーンの利用を勧めていますが、カイザー通りをまっすぐに進めば徒歩圏内です。フランクフルト市内2日間は全て徒歩で楽しみました。
超高層ビルのマインタワーは地上200Mで54階建てです。エレベーターで行けますが、空港と同じように手荷物検査とボディチェックがありました。
ぐるりとひと回りすると市内の全体がよく解ります。
市庁舎と木組みの家が立ち並ぶレーマー広場です。市庁舎は結婚届を受理する役所でもあります。ちょうど届を出したカップルと仲間が大勢集まって、楽しそうに音楽もありお祝いをしていました。
広場の中央には正義の女神の像と噴水があります。近代的な街並みが広がりますが、この周辺は旧市街の中心のレーマー広場は昔のままをとどめています。
何度も来てますがここでは一枚撮っておこうという気になります。お決まりのスナップを撮ったら、右手奥のパラソルが気になります。この一杯がたまりません。
食べ物は「3人でシェアーできるメニューはどれ?」と尋ねると、これだと言われて出てきたメニューがこちらです。美味しいものが全部入っていて、OK!OK!だそうです。
ソーセージ各種・豚のグリル・真ん中にドンと乗っているのはシュバイネハクセ(豚のすね肉のグリル)真ん中にガツンとナイフが刺してあります。ナイフとフォークの国である事を思い知る風景です。美味しかった(^_-)-☆
レーマー広場のすぐそばには大聖堂があり塔の上にも上ることが出来ます。
内部の様子
お腹を満たし大聖堂も見学して、ショッピングゾーンに移動するとカテリーナ教会があります。現在工事中で教会全体がシートで覆われていました。中に入って誰もいない内部を静かに見学していると、教会の方が点灯して下さり、綺麗なステンドグラスを堪能しました。外にはシートがかけられているとは思えない美しさでした。
ショッピングゾーンのツァイル通りに面したガラスの壁面が楽しいマイ・ツァイルは楽しいショッピングモールです。ここに紅茶のロンネフェルトの旗艦店があります。

茶葉もさることながら、ここで扱われているティーキャンディが好きです。

お買い物ゾーンではじめて屋内市場に行ってみました。「道の駅」が好きな私は市場に行くとワクワクします。
新鮮な野菜・果物、お肉を売るお店やトルコなどのエスニックな食材を扱うお店もあり楽しいです。2階には食事ができる小さなお店もありました。
何が楽しかったのか、大笑いしながらお買い物をしました。お姉さんのおすすめハーブソルトを買いました。
ここではホテルの自室で夕食ができるテイクアウト食品を探しました。ソーセジなどお肉商品のお店ですが、ふとお店内部の隅っこに目が行くと、小さな子どもが美味しそうにフライドポテトを食べていました。私は「今食べてるあのポテトが美味しそう」と言うと「少し待って今作るよ」と嬉しい答えでした。
待ってる間にお店のおじさんが「日本人?」と日本語で話しかけられました。「そうです日本からです」と答えると、「僕台湾人、日本と台湾兄弟ね」と言われました。旅をしているとこんな嬉しい事もあります。
どの棚を見てもカラフルで見ているだけで楽しいです。
像周辺の植え込み部分が工事中だったゲーテ像を見ながら
公園の中に立つシラーの像を見上げつつ
ホテルに戻りました。翌日はマイン川を渡ってシュテーデル美術館に行きました。前回は改修工事中で、全体を見ることが出来なかったのですが今回はゆっくりと時間を取って行きました。
内部はゆったりとソファーに腰を掛けて見学ができます。
印象派から現代美術まで、絵画だけでなくオブジェの展示もあり楽しむことが出来ました。カフェやショップも綺麗になっていました。
美術館前のマイン川に架かる歩行者専用の橋を渡って中心部へと帰り、フランクフルト観光最後にドイツらしいものが食べたい!という意見に皆が賛同してこの夕食となりました。
シュニッツェルに白アスパラとジャガイモを添えたもの、ハムに同じく白アスパラとジャガイモを添えたもの、レーマー広場でも出ていたシュヴァイネハクセにザワークラウトが添えられたものを食べました。このお店もお肉にナイフが刺さって出てきました。この様に見ると少ないように見えますが、それぞれがデッカイです!大人4名でシェァーでした。

翌日からはモーゼルゼクトやワインで開店当初よりお世話になっている、SMW社を訪問するためにトリァーに2泊します。これまで滞在したホテルに大きな荷物は預かって貰い、身軽にして移動しました。

移動の日はあいにくの小雨模様で、ライン川の風景は残念でした。それでもお店のオーバーヴィーゼに似た駅名の
オーバーヴェーゼルを通る頃は小雨となっていました。
次回は、2025ドイツ・オーストリアの旅⑦トリアーです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2025ドイツ・オーストリアの旅⑤バッハウ渓谷

ゆっくりと市内を見学した翌日は、電車に乗ってウィーンからメルクに行きました。メルクからドナウ川クルージングをしたいと思ったのは、メルク修道院を見学する為です。1770年マリー・アントワネットがフランスのルイ16世のもとに嫁ぐ時、途中この修道院に一泊したという話を若いころ何かで読んで覚えていた事も一つの要因です。
駅を出るとすぐ目の前にメルク修道院が見えてきます。
坂道の途中は名産のアプリコットジャムやジュースなどのスタンドや、お店が沢山並んでいます。
看板を見ながらのんびりと緩やかな坂道を登っていきます。
内側に入ると華麗で壮大な建物に圧倒されました。
内部は「バロックの宝石」と言われると説明されていましたが、その通りだと思いました。
テラスから街を望み、丘の下へ降りてからも暫く見上げていました。
街を歩いていると、アプリコットジャムがたくさん販売されていました。昔からこの街の自慢の特産品なのだなと思いました。ザッハトルテなどにアプリコットジャムが使われている理由も納得するものが有りました。メルク修道院のショップにも沢山販売されていました。一番小さな瓶入りのジャム(フルーツスプレッドと表記されています)を購入しました。
「バッハウ渓谷マリレ」と表示されていました。この辺りではアプリコットを「マリレ」と呼ぶ習慣が古くからあるようです。「バッハウ渓谷のマリレ」は原産地の表記が守られているようです。あ・・・もっと大きな瓶を買って来ればよかった(^^ゞ
メルク修道院を後にして、徒歩でドナウ川下りの遊覧船乗り場に行きます。
メルクからクレムスまではドナウ川流域で最も美しいと言われています。2時間弱の船旅ですが途中デュルンシュタインにも寄ることにしました。お天気も良く景色を眺めながらの船旅となりました。
後に見えるのはぶどう畑と麓の街並みです。2日間ウィーンの旅に付き合ってくれた娘にも感謝です。ワインの産地を通ると船上でも飲みたくなりますよね。当店のお客様がライン川クルーズに行き、船内で甘いワインを飲んで以来甘いワインのファンになる方が多いのも納得します。
私たちはバッハウ渓谷で出来た辛口のワインを楽しみました。
ガイドブックに「知っておいてね」と書いてある、ウィーンのカフェには日本式の「アイスコーヒー」は存在しないという事です。メニューには「アイスカフェ」とありますが、それはアイスクリームとホイップクリームが乗ったコーヒーフロートの事です。旅のはじめからずっと共ににいてくれた彼女「私冷たいアイスコーヒーが飲みたい!」と思って注文して出されたのがこちらです。
「あ~らぁ!こんなのが出てきた」豪華で美味しそうですが、今飲みたい飲み物のイメージとは随分違っていたようです。ガイドブックにある通りだね、とみんなで楽しく話しました。
こちらは遊覧船を途中下車して少しだけ歩いたデュルンシュタインの街です、人口800人の小さな街ですがゆっくりとしたい町でした。
ワインとアプリコットのお店が沢山ありました。
小さくなりましたがブルー修道院教会の塔がきれいな街でした。
船は最終目的地のクレムスに到着しました。
ここはクレムス名産のマスタードとワインの深い関係が解るらしいのですが・・・クレムスから電車に乗ってウィーン市内に戻る予定なので、クレムス駅を探すのが目的になりました。船乗り場と駅は1.5KM離れていて地図を片手に歩きました。
駅が見えた時は、間に合った!やれやれ!が先に立ち街の様子を覚えていないのです(^^ゞ
予定通りに市内に帰り、無事にウィーンの旅を終えられた事に感謝しました。娘は帰国私たちはドイツの旅が続きます。
次は⑥フランクフルト市内を観光や、トウリァーに移動してワインの仕事の様子を書きたいと思います。