コッヘムのすぐ左隣にBremm(ブレム)村があります。
人口は850人の小さな村です。
ここのベルンマ・カルモントという畑は
世界で一番の急傾斜地のぶどう畑です。
![DSCN5143](https://i2.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5143-300x225.jpg?resize=300%2C225)
少し離れるとこのような畑の風景です
![DSCN5447](https://i0.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5447-300x225.jpg?resize=300%2C225)
当店では「世界一急傾斜地のワイン」としてお馴染みです。
アウスレーゼのファインハーブは
お友達とあるいはご家族と共に
少しだけ贅沢をしたい時に買って戴いています。
傾斜が60度と言っても信じていただけず
ましてや場所によっては68度は「本当ですか?」と言われます。
近くに寄って写真を撮ろうとしても、その傾斜を
![DSCN5451](https://i2.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5451-300x225.jpg?resize=300%2C225)
どのように撮影をすれば、理解できるか悩みました
![DSCN5137](https://i2.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5137-225x300.jpg?resize=225%2C300)
作業用の台車モノレール(現地の表現)に乗ろうにも
怖くて後ろにのけ反ってしまいます。
![ipadデータ2014.8.10 092](https://i1.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/171f73ad39ab8e6ad23581fcbddd37d1-300x300.jpg?resize=300%2C300)
この小さな村のワインはユーロ圏の中でも人気のワインです
村の人たちは誇りを持って、ぶどうを栽培してワインを造っています。
![DSCN5146](https://i1.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5146-300x225.jpg?resize=300%2C225)
対岸の風景ですが、なだらかな様に見えますが急傾斜です
一番の急傾斜地で作業をする人でも、この畑の作業中に
怪我や命を落とす人もあるそうです
![DSCN5456](https://i1.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5456-300x225.jpg?resize=300%2C225)
車道と川の間には自転車専用道路があります
皆さん思い思いに自分の時間を過ごす
休暇村としても有名です。
そして村の中心部のお店に行くと
観光バスも来て賑わっていました。
![DSCN5463](https://i0.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5463-300x225.jpg?resize=300%2C225)
量り売りで買うシステムが今もきちんと残っています
![DSCN5150](https://i2.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5150-300x225.jpg?resize=300%2C225)
![DSCN5149](https://i2.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5149-225x300.jpg?resize=225%2C300)
誇りの持てる仕事とは・・・至る所にヒントが隠されている気がしました。
ここからは地図の下側Zellに移動します。
ここは定番となっている、通称「株主ワイン」の畑です
![DSCN5153](https://i0.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5153-300x225.jpg?resize=300%2C225)
この風景とワインの伝統を守るために、
生産者組合が1997年世界中の
賛同者を集めて基金が立ち上がりました。
23か国から850人が出資しています。
そのうち450人は日本人です。
![DSCN5158](https://i0.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5158-300x225.jpg?resize=300%2C225)
このような歴史のワイン畑は、5年ぶり3回目の訪問です。
少し甘いワインときりりと辛口のワイン、ともに和食に合い
お馴染みの「株主ワイン」です。
この畑とこの風景、何時まで見ていても飽きません。
![DSCN5155](https://i0.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5155-300x225.jpg?resize=300%2C225)
シュミットさんの目が急に厳しくなって
さっさと下の畑に降りて行かれました
とても気になる個所があったそうです。
指示を出したり、相談をされていました
![DSCN5485](https://i2.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5485-300x225.jpg?resize=300%2C225)
私は畑に入ってから、気になっていた事を質問しました
茶色でぶら下がったもの、これは何ですか?
![DSCN5486](https://i1.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5486-300x225.jpg?resize=300%2C225)
これは害虫から木を守るために、生物から取った物質が入っていて
害虫が寄り付かない為に下げているそうです
農薬などを避けるための対策という事を知りました。
少し怖かったのですが、ここでは作業車に乗ってみました
![DSCN5476](https://i2.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5476-300x225.jpg?resize=300%2C225)
この位なら大丈夫だけれど・・・揺れると怖いです^^;
ここから車を少し走らせて、橋を渡ると
トラーベン・トラバーチという街に出ます
![DSCN5508](https://i1.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5508-300x225.jpg?resize=300%2C225)
川に面してホテルが建ち、
![DSCN5510](https://i1.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5510-300x225.jpg?resize=300%2C225)
のんびり街の雰囲気を楽しみました
![DSCN5167](https://i1.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN51671-225x300.jpg?resize=225%2C300)
こちらのクラシックカーは、結婚式の時に活躍するそうです
![DSCN5512](https://i1.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5512-300x225.jpg?resize=300%2C225)
ここから車でほんの数分走ると、
突然この大きな看板がありました
![DSCN5169](https://i1.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5169-225x300.jpg?resize=225%2C300)
このワイン畑のすぐ傍に建設される、
高速道路建設の説明板です。
反対運動がたくさん起きましたが、建設は進んでいます
振り返ると左側から右側に向けて建設中の
道路と橋脚を見ることができます。
![DSCN5522](https://i1.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5522-300x225.jpg?resize=300%2C225)
日本の現実と、ドイツで見る事実を反芻しました。
そして看板の直ぐ傍に、
何と来てみたかった畑がありました。
2000年前ローマ人が最初にぶどうの木を植えて
ワイン造りをしたその地です。
![DSCN5519](https://i2.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5519-300x225.jpg?resize=300%2C225)
小さな看板があり、言われないと判らないほど
ひっそりとしていました。
![DSCN5171](https://i2.wp.com/www.oberwiese.jp/wp-content/uploads/DSCN5171-300x225.jpg?resize=300%2C225)
看板の下には沢山な種類のハーブが植えてありました。
当時は醸造技術が確立されていなくて
ワインは美味しくなかったようです。
そこで当時の人たちは、ワインにハーブを入れて楽しんだそうです。
振り返ったり、見上げたりしながら
2000年の時の流れと、人の営みに思いを巡らせました。
ここからは一気に車を走らせて
モーゼル川上流から支流のザール川地方に入ります。
そこには「ハチドリ」が描かれたエチケットのワインや
「ホッホ~」でお馴染みのワインの故郷です。
では次回に・・・。