銅版画教室その後

今年になって牛尾銅版画教室に通っています。

お洒落をしてみました」あれから二ヶ月

次の作品が出来上がりました。

第一作目完成直後、テレビの取材があり

いつもの仲間と共にバッチリ放映されたのですが

それを見た友人が、未だに私がエッチングを始めた事を

信じてくれないのです。

取材協力をした位にしか思っていなくて・・

「それなら次の作品をブログに載せる」と

宣言してしまいました。

もう一人信じてくれないのは、母です。

子どもの頃からどれ程絵が苦手だったか

一番よく知っているからです。

二歳下に弟がいるのですが

「彼が絵を描くのは理解できる、

貴女は下手じゃった、歳を取ったら好きになるの」

とまで言われてしまいました。

実際そのくらい苦手(嫌)でした。

歳を重ねる事は、出会う人や、ものの考え方が

幅広くなるという事だろうと思います。

失敗した!!と思う一本の線も、決して失敗ではないし

引いた線のように周りを仕上げればいいし

エッチングは版画ですから、刷り上げると

意外にも、失敗したはずの一本の線も

素敵な存在感になっていたりもします

そんな意外性も支えになり

日にちを揃えて教室に通っている

素敵な仲間三人も支えです。

ひろしくんは、もともと木版画やペン画をされています

当店のギャラリー展示も何回か経験済みです。

流石に彼は作品の仕上げのピッチが早いです。

驚いたのは、当店でバッタリ出会った

同郷の彼女とスポーツ大会で出す記録の

凄さを、お互いに披露しあっていた事です。

子どもの頃に、苦手な事があったのかなと

ふと思わせるそんな彼です。

ToMoちゃんは、優しくて穏やかで、仲間の調整役です。

作品も穏やかで、幻想的な花の絵や

可愛い親指姫などをモチーフにした作品は

子どもの頃に見た夢を思い出します。

AOちゃんは、ガーデニングが趣味で

音楽もクラシックからポップまで幅広く

作品は月の桂がテーマで、また別な一面を

発見して面白いなって思います。

そんな素敵な仲間と仕上げた第二作目は

小淵沢に行った折、八ヶ岳マルシェの風景が

忘れられなくて、断片的な思い出を

思いつくまま作品にしました。

さて・・・次はどうしようかな・・・

出窓のディスプレイを全て止め

窓からの風景をお客様と楽しんでいますが

この風景をモチーフにしようかな・・・

新たな楽しみを、お客様から戴ける嬉しさを

銅版画を挟んで満喫しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お洒落をしてみました

お店にはギャラリーコーナーがあり

皆様の作品を見て楽しんでいますが

私自身が絵筆などを持つ事は、万が一にも有り得ない

そう思っていました。

でも・・人の出会いは人生を変える力がありました。

きっかけなど詳しくはこちらをご覧ください 

CDケース程度の小さな作品ですが

自由に表現できて、作品が一応完成すると

苦手意識を乗り越えられた、達成感があります。

この写真は、これで良い事にしようと思った、最終の刷りです。

エッチングは版画ですから、刷り上りは逆になります

その“意外性”と、気持ちの思うままに勝手(自由)に表現して

これで良いのだと、許される“安心感”とが交差しました。

牛尾先生から「水彩で色をつけても面白いよ」と促され、

さくら水彩絵の具を中学校で使って以来のチャレンジで

先生のパレットをお借りして、恐る恐る彩色をしました。

それがこちらです。

左下のお皿の中は「鰯の香草焼きレモン添え」のつもりです。

もうすぐ節分、早く春が来ないかな・・そんな事で「鰯」の絵

春になると庭にお花が咲き、ハーブも芽を出します、

「ライラックとカモミールとハーブの緑」を生けたいな・・

香草焼きに使った、「オリーブオイルの瓶」

ワインも飲みたくなるし・・「オープナーとコルク」

「窓」越しに春が来るのを待っている季節

左上にチョコッと見えるのは、

何の意味も無い「物」ですが、

寂しかったのでチョッといたずらをしました。

こんなものでも、仕上げてみれば達成感はあります。

乗り越えられた記念に、額装をしました。

額が勿体無い!!・・・そうかもなぁ。

こうしてお洒落をしてみると、

スケッチでもしてみようかなと、いう気持ちになり

小さな画帳に向かう自分がいます。

以外なほどにウキウキしている自分が、

信じられない今日この頃です。

春到来、新たな門戸を叩くのもいいものです。