2025ドイツ・オーストリアの旅⑦トリァー到着

フランクフルトからコブレンツを経由して約3時間、2000年の歴史を持つドイツ最古の街に到着しました。街の黒いシンボルがポルタニグラです。
私たちは何度もこの街を訪れていますが、何時もはぶどう畑に行ったり醸造家の方たちにお会いして過ごす事が多かったのです。今回は日程的にゼクトやワインでお世話になっているSMW社のシュミットさんにお会いするために、会社へ直接お伺いする事にしていました。ホテルも市内の旧市内中心地を予約して、何時もとは異なるルートで駅から徒歩で街並みを楽しみながら行きました。駅からの道で奥に小さく見えるのがポルタニグラです。
2世紀後半に作られた城門です。この日はイベントがあったらしく、特設テントがありました。
黒い門ポルタニグラを通りマルクト広場目指して歩いていると・・遠くに人が沢山集まっています。「何だか楽しそうだね、ホテルに荷物を置いて後で来ましょう」と言いながらホテルを探しました。
ホテルを探すのに少しだけ苦労をしました。昔の郵便局がそのままホテルになっていて、一階部分は衣料品店でした。
向かって左端の看板ががホテルの入り口でした。解ってしまえば何てことないのですが、少しだけ回り道をしました。
荷物を置いて旧市内の様子を散歩しながら、久しぶりのトリァーを懐かしく感じていました。人がたくさん集まっていた場所は、なんとワインのスタンドでした。あらあら・・和やかな空気で何だか楽しそうなワインスタンドです。
ぐるぐるとひと回りすると!!!「エッツ!!!もしかして、セバスティアニさん(^O^)/」と声をかけました。
「おおOBERWIESEさん!!」「ワイン飲みます!!出会えたことに感謝!!乾杯!!いただきます!!」
「どうぞ美味しく楽しく飲んでください<(_ _)>」 ここで頭を下げてくださるところが、セバスティアニさんらしく誠実な方で好きです。
一生懸命にドイツ語と英語で説明してくださいました。私も必死で質問をしました。
ワインのボトルがこれですよ。その名も「Symphonie」美味しくてご当地でも人気で皆さん楽しまれていました。
どのようにして出来ているか丁寧な説明を受けました。

スタンドでワインを楽しみ再会を喜んだ後は「これから夕食です」と伝えて別れました。
しかし近くのレストランで夕食を済ませて、広場まで戻ると何と撤収作業中のセバスティアーニにまたお会いしました(#^.^#)
またお会いできたことで皆大喜びです。このゼクトはシュミットさんのところで造られたのだよ。ホテルに帰ってみんなで楽しんでと渡してくださいました。このスタンドはモーゼル地域の生産者さんが順番に出店をされているのです。
奥様ともご挨拶が出来て嬉しいです。
最後は抱きしめられていました。
本当にワインの神様はいると思いました。ワインの神様がいるからこの様な偶然が起きるのだと思いました。
2015年の画像です。セバステァーニさんの畑を見学した後「帰りはみんなで歩いてピクニックだよ!」と言われ地元の方たちとの交流も懐かしい思い出の画像です。あれから10年アポイントも何もなくて、街の広場でばったり出会えたことに感謝しかありません。
なぜもっとゆっくりと来ないのか!たった2日は少なすぎると言われてしまいました。本当に嬉しかったです。
当店のセバスティアーニさんのワインはこれだけあります。M-11リバーナは開店以来一番売れているワインです。セバスティアーニさん、この方が丹精込めて作っている一本です。M-11リバーナ以外の在庫以外はそれぞれ数本です。ゲヴュルトトラミネールは後2本です。気になる方はお早めに・・。

勿論現地の皆さんと楽しんだ「Symphonie」は直ぐに予約を入れました。お楽しみに(^_-)-☆
次回⑧はSMW社でゼクトのお話をシュミットさんよりお聞きした報告です。

 

 

2025ドイツ・オーストリアの旅⑥フランクフルト市内

今回はフランクフルト編です。フランクフルト中央駅はドイツ最大級の駅で各地へ路線が伸びています。乗り換えなどで通過する事が多い街でもあります。マイン川と銀行などの近代的な本社ビルが立ち並びますが、レーマー広場は市庁舎と木組みの家が並び博物館や大聖堂があり、観光やショッピングと楽しめるエリアです。ガイドブックによってはSバーンの利用を勧めていますが、カイザー通りをまっすぐに進めば徒歩圏内です。フランクフルト市内2日間は全て徒歩で楽しみました。
超高層ビルのマインタワーは地上200Mで54階建てです。エレベーターで行けますが、空港と同じように手荷物検査とボディチェックがありました。
ぐるりとひと回りすると市内の全体がよく解ります。
市庁舎と木組みの家が立ち並ぶレーマー広場です。市庁舎は結婚届を受理する役所でもあります。ちょうど届を出したカップルと仲間が大勢集まって、楽しそうに音楽もありお祝いをしていました。
広場の中央には正義の女神の像と噴水があります。近代的な街並みが広がりますが、この周辺は旧市街の中心のレーマー広場は昔のままをとどめています。
何度も来てますがここでは一枚撮っておこうという気になります。お決まりのスナップを撮ったら、右手奥のパラソルが気になります。この一杯がたまりません。
食べ物は「3人でシェアーできるメニューはどれ?」と尋ねると、これだと言われて出てきたメニューがこちらです。美味しいものが全部入っていて、OK!OK!だそうです。
ソーセージ各種・豚のグリル・真ん中にドンと乗っているのはシュバイネハクセ(豚のすね肉のグリル)真ん中にガツンとナイフが刺してあります。ナイフとフォークの国である事を思い知る風景です。美味しかった(^_-)-☆
レーマー広場のすぐそばには大聖堂があり塔の上にも上ることが出来ます。
内部の様子
お腹を満たし大聖堂も見学して、ショッピングゾーンに移動するとカテリーナ教会があります。現在工事中で教会全体がシートで覆われていました。中に入って誰もいない内部を静かに見学していると、教会の方が点灯して下さり、綺麗なステンドグラスを堪能しました。外にはシートがかけられているとは思えない美しさでした。
ショッピングゾーンのツァイル通りに面したガラスの壁面が楽しいマイ・ツァイルは楽しいショッピングモールです。ここに紅茶のロンネフェルトの旗艦店があります。

茶葉もさることながら、ここで扱われているティーキャンディが好きです。

お買い物ゾーンではじめて屋内市場に行ってみました。「道の駅」が好きな私は市場に行くとワクワクします。
新鮮な野菜・果物、お肉を売るお店やトルコなどのエスニックな食材を扱うお店もあり楽しいです。2階には食事ができる小さなお店もありました。
何が楽しかったのか、大笑いしながらお買い物をしました。お姉さんのおすすめハーブソルトを買いました。
ここではホテルの自室で夕食ができるテイクアウト食品を探しました。ソーセジなどお肉商品のお店ですが、ふとお店内部の隅っこに目が行くと、小さな子どもが美味しそうにフライドポテトを食べていました。私は「今食べてるあのポテトが美味しそう」と言うと「少し待って今作るよ」と嬉しい答えでした。
待ってる間にお店のおじさんが「日本人?」と日本語で話しかけられました。「そうです日本からです」と答えると、「僕台湾人、日本と台湾兄弟ね」と言われました。旅をしているとこんな嬉しい事もあります。
どの棚を見てもカラフルで見ているだけで楽しいです。
像周辺の植え込み部分が工事中だったゲーテ像を見ながら
公園の中に立つシラーの像を見上げつつ
ホテルに戻りました。翌日はマイン川を渡ってシュテーデル美術館に行きました。前回は改修工事中で、全体を見ることが出来なかったのですが今回はゆっくりと時間を取って行きました。
内部はゆったりとソファーに腰を掛けて見学ができます。
印象派から現代美術まで、絵画だけでなくオブジェの展示もあり楽しむことが出来ました。カフェやショップも綺麗になっていました。
美術館前のマイン川に架かる歩行者専用の橋を渡って中心部へと帰り、フランクフルト観光最後にドイツらしいものが食べたい!という意見に皆が賛同してこの夕食となりました。
シュニッツェルに白アスパラとジャガイモを添えたもの、ハムに同じく白アスパラとジャガイモを添えたもの、レーマー広場でも出ていたシュヴァイネハクセにザワークラウトが添えられたものを食べました。このお店もお肉にナイフが刺さって出てきました。この様に見ると少ないように見えますが、それぞれがデッカイです!大人4名でシェァーでした。

翌日からはモーゼルゼクトやワインで開店当初よりお世話になっている、SMW社を訪問するためにトリァーに2泊します。これまで滞在したホテルに大きな荷物は預かって貰い、身軽にして移動しました。

移動の日はあいにくの小雨模様で、ライン川の風景は残念でした。それでもお店のオーバーヴィーゼに似た駅名の
オーバーヴェーゼルを通る頃は小雨となっていました。
次回は、2025ドイツ・オーストリアの旅⑦トリアーです。