ワインが入荷しました

秋の風が爽やかな、良い気候になりました。

この夏ドイツでのワインの旅をして、元気を頂いた私です。

以下のブログにあります、あの日に発注したワインが到着しました。

http://www.oberwiese.jp/?p=1189

本日より玄関に、お知らせの看板を出しました。

DSCN5388

約10ヶ月間、案内の看板は出していませんでした。

久しぶりなので少しドキドキしました。

店内は以前とは少し異なりますが、ゆっくりお話をしながら

ワインを選んで戴けるようにしました。

DSCN5389

そして、昨年のクリスマスは発注が出来なかった

クリスマスボトルワインの、予約を開始しました。

お買い上げも可能ですが、クリスマスシーズンまでのお預りも致します。

ロゼと白があります。一本2,000円です。

DSCN5391

新しいワインリストのパンフレットも、随時作成しようと思います。

ゆっくりとしたペースですが、どうぞよろしくお願いいたします。

 

⑫私にできる事とは

       今までも、今回の旅行でも大変お世話になった

シュミットさんの会社SMW社の建物です。

DSCN5185

1905年に建設された、ドイツ最古の鉄筋コンクリートの建物です。

文化財に指定されています。

SMW社とはザール・モーゼル・ヴィンツァーゼクトの事です。

出来の良いワインに、酵母を入れて寝かせます。

その後、酵母を抜いてゼクト(スパークリングワイン)を造る会社です。

ケラーの中で静かに寝かされています。

DSCN5193

古いワインもあちこちに寝かされていました。

DSCN5192

酵母を抜くために、瓶の口に酵母を集めます。

その作業台はこのようになっています。

この台に立てて、手で回して酵母を、瓶の口まで持っていきます。

DSCN5189

私も少しだけ回してみましたが、とても重いです。

このようにして酵母を抜きます。

「ポンポン」と大きな音がします。

DSCN5210

金具をかけて出てきます。

DSCN5213

最後は一本一本、人の目で確かめられます。

DSCN5216

そして出来上がり。

DSCN5217

天井や壁にはお掃除をしたくなるほどの蜘蛛の巣があります。

この蜘蛛の巣があると、小さな虫たちが

引っかかっていくそうです。そうすることで

消毒など薬を使う必要が無くなるのだそうです。

DSCN5203

自然に逆らわず、理にかなっているなと感心します。

地下室を上がって、ミーティングルームに行く途中に

発見!!クリスマスボトルワインです。

一昨年は沢山輸入して、皆さんに喜んで戴いたものの

昨年は私たち二人とも体調不良で、発注が出来なくて

お客様にとても申し訳なく、ご迷惑をおかけしました。

今年は何とか少しでも仕入れて、

昨年のお詫びがしたいと思っています。

DSCN5578

この気持ちをシュミットさんに伝えると

今年は某大手企業が大量に買い付け

今年の在庫は何もない、と言われました。

とても残念な気持ちになっていると

「一つだけ提案がある、何もかもが他と同じではなくても、

Oberwiese  Style で良いのであれば、

あなたのお客様のために、準備をしましょう。」

その提案内容に本当に驚きました。

その提案を有りがたく、嬉しく受け入れ、

ミーティングルームに向かいました。

勇気を出して質問をしました。

「モーゼルに来てから、とても良くして戴きました、

私たちは大きな取引をする事が出来ない

とても小さな酒屋です。

商談としては少額な私たちを

こんなに大切にして下さる理由は何でしょうか?」

ipadデータ2014.8.10 104

「それは、あなた達は私たちのワインを買って飲んでくださる

お客様一人ひとりの顔を知っているからです。

それはとても大切で、重要な事です。」

その言葉を聞いて、私たちなりに無理をしないで

お客様と共にドイツワインを楽しんでいこうと思いました。

不思議と肩の荷が降りたような、

ほっとした気持ちになりました。

秋の地域のお祭り「アートフル山口」はhttp://artfull.sblo.jp/

皆様と共に楽しく、秋のひと時を楽しみたいと思います。

約二週間本当にいい旅でした。